食源病は食材のみに非ず

物質世界の現代医学での研究では、

食材に含まれる物質が

人間の身体にどう影響するかを

主に考えられている。

身体へ悪影響のあるものは食さず、

良い影響の食材を食すことによって

病の予防をする。

中医学薬膳では

季節・気候・体質・状態によって

味や色、温度(温める~冷やす)や

効果をもって個々に処方する。

この両方ともは必ず学び、研究し続け、

実践すべきことだが、

これで本当に病が根絶されるのか?

食の問題は大きく3つあります。

1)食べ方

2)食べるタイミング

3)食材と量

<食べ方>

速度、1度に口に入れる量、姿勢

<食べるタイミング>

就寝前何時間前?就業前何分前?

行動・活動前の時間

<食材>

その食材欲する原因となる心理、

ストレス、季節、気候、身体の状態

美味しく食すとは、

時間・空間・会話・人・味・食材などが

組み合わさったもの。

短時間で食べなければならない状況や、

肉体的・精神的ストレスが加わった後の

心理状況、そして生活リズムの中で

食を摂取する時間帯などが、

内臓への負担、栄養吸収、心身の癒しに

大きく関係する。

いくら良い食材を食しても

他の食す速度が速かったり、

就寝直前だったりすると、

健康を害す原因となります。

食は心と関係します。

心の状態や気温や湿度によって

自然と体が欲するものが、

今の自分自身に必要な食材と味、量です。

その食材を選択した後、

食し方をどれだけ穏やかに、楽しみながら、

消化を助け内臓への負担のないような

タイミングで食すかが重要になります。

食源病という食が源(みなもと)という所以は、

現代栄養学、物質学、中医学薬膳を基礎とし、

加えて、食のマナーや生活習慣全体までも

考えるべきものです。

 

健康元鴻(けんこうげんこう)

中村元鴻 Genko Nakamura